続けたい気持ち
ジムの帰りに彼とふたりでふらふら~と焼き鳥屋さんに。
カウンターのすみにふたり。
話すのは大概クライミングの話(もしどちらかがクライミングをやめたら心配笑)。
彼「若いっていうのはアドバンテージなんだよなぁ」
私「それはそうだよね、単純に体の回復も早いし、課題も多く打てるもんね」
もっと早くから取り組んでいれば・・・と彼がつぶやいたのです。
でも私には不思議でした、彼は順調に上手になっているのに、どうしてそんなことを言うのだろうかと。
私は彼より長くボルダリングをやっているのに、トライしているのはずっと4級だし、
私より後に始めた男の子たちには早くて数か月で抜かされてしまう。
リーチをなんとか克服しようと思っても、うまくいかない。
私は早い段階で挫折していました。
彼は、その挫折を味わうような経験がまだなくて、今直面しているのかもしれません。
だから一生懸命、「これは自分との闘いだから!」と主張しました。
本当はこれ、彼に教えてもらったことを言ってるだけなんですが笑
自分よりも年上の方でボルダリングやリードクライミングをしている方は多くいらっしゃいます。
病気やけがの経験を持つ方も。
それらとうまく付き合いながらクライミングに取り組む姿を見てきました。
トライ数が少ない中で、どうすればいいのか。
自分の体のどこが不都合で、どうすればクリアできるのか。
一生懸命考えながら、自分の目的や課題に合わせて向き合っておられることを感じました。
もし長く続けていなかったら、こういうことに気付けなかったかもしれない。
私は下手でもボルダリングジムに通うのは、健康面での気遣いでもあるし、
人と触れ合う楽しさでもあるし、課題をクリアできる達成感でもある。
いろんな理由があります。
それでも登ることを辞めるときは、くるかもしれません。
でも「悔い」は残したくない、その日がくるまで精一杯やりたいなと今は思っています。