大切なのは危機管理能力かもしれない
先日、石川県の珠洲市へ旅行に出かけました。
石川県 珠洲市
珠洲市は、三方を海に囲まれた奥能登と呼ばれる地域にありまして、
その独特の地形から独自の文化が生まれたと言われている地です。
同県の金沢市から有料道路を使ってもなんと2時間かかります。すごい。
見附島へ
苦手な車の運転でやっとかっと辿り着いたのは、この観光地で有名な見附島(みつけじま)。
切り立つ島。ゴツゴツした岩肌…!カッコいい!!!!
軍艦に形が似ていることから、別名軍艦島との異名を持ちます。
無人島です。見てるだけでなんだかドキドキする。
前面に海が広がり、見附島が堂々と存在する様はなんとも言えません。
この日は天候にも恵まれ、海と空の青さの中に、白ともグレーとも言えぬ岩肌と木々の緑がくっきりと浮かび上がっていました。
見附島への一本道をゆく
テンションが上がった私は、間近でみたいと考え、この一本道を歩むことにしました。
道とはいえ、ゴツゴツとした岩が積まれたもの。
序盤は平坦だったのですが、すぐに岩の先っぽの尖に立ったり、比較的斜めに傾いていない岩に立ったりするなどの、バランスが要求されました。
そしてこの日は風がそこそこあり、波も少し荒かったので、岩は水に濡れてツルツルする箇所も。
万が一滑ったら脚が危ないな、やめようかと思ったのです。が。
私の前には二組のカップルが、四苦八苦しながら歩いているではありませんか。
そして彼女の足元はヒール(6センチくらいありそう・ヒールは太め)。
彼氏が頑張ろうって半ば強引に連れて行こうとしているようでした(´;ω;`)
私は胸が苦しくなりました。
もしここで怪我したら、彼女はどう思うだろう?今楽しいんだろうか?怖くないか?怪我しても彼を責めないだろうか?と。
そして彼に対しては、なぜ自分がスニーカーで、彼女がヒールにも関わらず、まだこの不安定な岩の道を歩ませるのだろうか?と。
そこで感じたこと
自分のできること、できないこと。
状況に応じる判断、行動。
それらを大切にしていきたいです。
遊んでいても子育てしていても。何をしていても。
美しい景色の中で、そんなことを考えてシャッターを切りました。
奥能登、とてもいいところでしたので、また訪れたいと思います。