スープは私を救う
朝目を覚ますと、頭が少し痛くなるくらい部屋の温度は下がっていて、
おやすみタイマーの切れたエアコンは静か。外は雪が降っているようです。
朝の6時だけど、鳥も鳴いておらず、窓から入る光もない。
夜のように暗く、静かな朝です。
そんな日はどうしても会社に行こうという気持ちが削がれ、気持ちも塞がりがち。
それでも家を出る時刻は刻一刻と迫っているので、無理やり体をベッドから引き剥がして朝をスタートさせる、そんな日々が最近続いていて、それがどうにも不快でした。
なんとなく体調もよくない。どうしたんだろう。
朝の自分を変えたいな、と思った時に目に入ったのは、フォローしていた有賀さんのツイッターのつぶやき。
にんじんスープ、美味しそうだなぁ。
なんとそのスープは、にんじんとお塩だけで作られるスープなんです。
今日こちらを作りました。明日の朝起きて食べるのが楽しみ…💖☺️大好物のもずくもあるし!楽しみ楽しみ! https://t.co/jkfkcYNriZ
— nao (@nao_000_000) 2017年12月12日
とってもシンプル。そして作った皆さんが絶賛している。
一体どんな味なんだろう。
ということで前の晩に仕込んでおきました。
あとは翌朝起きて、このスープを温めるだけ。
美味しいスープがあれば、食いしん坊の私は起きるだろう。そんな願いを込めて。
そして今日、にんじんスープの待っている私はすっきりと起きることができました。笑
仕上がったスープは、にんじんのだいだい色が目に鮮やかで、まるでお日様のよう。
スープは透き通った黄金色。
じっくり火を通してほくほくに温まったにんじんは、おたまでも崩れてしまいそうに柔らかだから
赤ちゃんを扱うようにそっと掬ってあげる。
器によそったら、あとはスプーンでお口にに運ぶだけ。
ごくり、ごく。ごく。はむっはむ。
口から、喉から、胃から、じわ、じわ、と温かいスープが伝っていくのがわかります。
美味しくてスープをひとりじめしてしまいました笑
お砂糖やみりん入れたんだったかな?と思うくらい、黄金色のスープにはにんじんの甘みが広がっていて、
レシピを教えてくださった有賀さんだけでなく、おいしいにんじんを作ってくれた産地の方にも感謝したほど美味しい。
にんじん「だけ」しか食材は入っていないのに、にんじん「だけ」だと感じさせないんです。不思議。
その日、めでたく365日の目覚ましスープをKindleで購入しました。
かぶのおいしい季節ですね。しばらくスープがマイブームになりそうです。
食べることの楽しさを思い出してきました!