一歩ずつ歩いて行こうね

今日大好きな友達と長電話をしました。

前の会社の後輩で、優しくて気遣いができて美人なMちゃん。

でもたまに見せる困った顔が、私の心のどこかに引っかかって、

その子のことがずっと気になっていました。

私の込み入った話(家族や少し暗い話含めて)を

打ち明けることができ、話始めればお互いに途切れない。

考え方を出し合う。そんな関係がとても心地よく、

今日の電話もそうでした。

 


Mちゃんは2年前会社を退職して、現在は東京に住んでいます。

東京に行く前のMちゃんとの会話は、今でも自分の中に残っています。

 


Mちゃんが「東京に行こうと思う」と私に夢を語った時、

本心じゃないのでは、と、なんとなくそう感じました。

今でもMちゃんは面白い子ですが、

それを上回るほどにその頃のMちゃんは言動や行動が突拍子がなく。

何か抱えているのでは、このまま東京でひとりの夜を過ごしたならば…と考えてしまい、

その自分の中の不安を払拭したくて、

東京に行ってからのその後はどうするのかということを詳しく聞いて、

東京に行っても頑張ってねと応援してその日は締めました。

 


家に帰ってもやっぱり不安は拭いきれなくて、

彼に、Mちゃんが東京に行くことと私の不安を伝えました。

「それは東京でしかできないことなんだね、Mちゃんを応援するよ」

彼は開口一番にそう言いました。

そうか、そうだな、その時何かがすとんと腑に落ちたのです。

信じることって大事だな、Mちゃんの人生だものな、と。

応援して良かったんだ、送り出せたんだ。そう思いました。

 


今日、Mちゃんが2年前東京行きを告げた時のことを振り返ってくれました。

本当は仕事に死ぬほど追い詰められていたんだけれど、言えなくって、

語った夢も本心ではなかった、ということをぽつり、ぽつりと話してくれました。

嘘や偽りに後ろめたさを感じながらも、応援してくれる人がいるんだと

わかり嬉しかった、と言ってくれました。

 


私は大好きなMちゃんが、そんなに追い詰められていたことを知らなかったけれど、

それでも背中を押せた自分でいれてよかったと心から思うし、

何よりも今のMちゃんが幸せでよかった、

Mちゃんが生きていてよかったと本当に心の底から思います。

東京に行き、紆余曲折はあったけれど、今が一番いい、

その言葉が嬉しかった。

これからも周り道をいっぱいするかもしれないけれど、

それでも1歩ずつ歩いて行こうね。

 

今はMちゃん、いろいろなことに挑戦しているので、私もそんなMちゃんの背中を見ながら挑戦していこうと思います。