1人で【徳を積むゲーム】をしてる
最近特にいいことをしたい私。それは漫画の影響です。
重版出来(じゅうはんしゅったい)という漫画を御存じでしょうか?
ドラマにもなっていましたね。
テーマは「本気で仕事するって、カッコいい。生きるって、素晴らしい」。
舞台は、週刊コミック誌の編集部。
何者でもない人が「漫画家」になる。その才能を支える編集者たち。
彼らは、「一冊の漫画」という夢のために、ひたむきに全力で仕事に取り組んでいた。ひとつの「漫画」が人生を変えるんだ。それを多くの人に届けたい… その「漫画」を重版出来させたい…重版出来(じゅうはんしゅったい)・・・それは、初版と同じ版を使い、同じ判型、装丁にて刷りなおすこと。つまり、売れた漫画ということ。そこに足を踏み入れたのは、新米編集者・黒沢心。
「今の自分が、心から熱くなれる場所は、ここしかないと思いました!」
まっすぐな彼女の人間力と持ち前の勘は、やがて皆を動かしていく。ドラマ公式HPの「はじめに」より
漫画の中に、主人公の働く会社の社長にフォーカスされたエピソードがあります。
まだ社長になる前の若いころは、家庭環境の劣悪さにより(賢かったのに進学できる環境ではなく、毒親に育てられ・そして捨てられた)、炭鉱夫として博打と喧嘩に明け暮れていました。
ある日、老人を襲って金品を巻き上げようとしたところ、老人が「金はないがいいことを教えてやろう」と話し出します。
運は貯められる
ええこと教えちゃる
運ばためられるぞ
世の中はな足して引いてゼロになるごとできとう
生まれたときに持っているもんに差があっても
札は同じ数だけ配られよる
ええことしたら運はたまる
悪いことしたらすぐに運は減りよる
人殺しげな一巻の終わりたい
運ば見方にすりゃ
何十倍も幸せはふくれ上がりよる
問題はどこで勝ちたいかや
自分がどがんなりたかか自分の頭で考えろ
考えて考えて吐くほど考えて見極めろ
運ば使いこなせ
その後、炭鉱夫を辞めて上京し、素晴らしい本との出会いなどを経て、現在勤めている出版社に入社し、現在の職務(社長)についています。
自分を変えてくれた本に感謝し、本を広めるという信念を持った方なのです。
ひとりで【徳を積むゲーム】をしてる
このエピソードを読んで以降、私はひとりで「徳を積むゲーム」をしてます。
先日、彼と一緒に歩いておりましたら、クレジットカードが落ちていたので、持ち主に返るよう手続きをしました。
「カード、拾うの?」と物珍しそうに見ている彼。
カード会社のコールセンターのお姉さんの話を、私があまりに聞き漏らすものですから、人もいなかったのでスピーカーモードにして彼に手伝ってもらいました。
私の善意に付き合ってくれるなんて彼はいい人!笑
至らない私でごめんなさい。
その後、私がいいことをする理由やエピソードを伝えたら、彼にもそれが伝播しそうな反応が返ってきました。
こうやっていいことが増えていったらいいな!
私はこの「運は貯められる」を信じてます。
これから「どこで勝ちたいか」「どうなりたいか」、考えて考えて考え抜いて、動いて動いて、見つけたいと思います。
ちなみに今日トップに貼った画像は、周りの方からいただいた桃を写真に撮っておしゃれっぽく加工してみました。
徳がもう「桃」になって返ってきちゃった・・・?
彼とはんぶんこして美味しくいただきました。
ごちそうさまです。